端末選び失敗と創意工夫の話

5年以上連れ添ったXperia Z1が(個体としては2代目)、バッテリー残量40%程度で電源が落ちてしまうようになったので買い替えを決意。MNOに見限りをつけMVNOへ移行していたので、ドコモで機種変更せずSIMフリー端末を探した。予算が絶望的にないため、激安中華スマホの中からDSDSとMicroSIMが入るという点だけでUlefone S10 Proを購入した。

現在契約しているのはドコモとOCNモバイルONE。データ通信に使用しているのはOCN。ドコモはデータ通信定額「未契約」である。正確には契約していたパケ・ホーダイライトを解約した。MVNOで3GB2000円未満で使えるのに5000円出すのはバカバカしくなった。しかし電話番号は維持したかった。古い友人や色々な会員登録に使っていたからである。MNPすればいいと思われるだろうが、13年という契約期間とドコモメールが手放せなかった。

というわけで「OCNSIMで通信」しつつ「ドコモSIMで電話を待ち受け」する必要があった。となれば、SIMフリー端末ではおなじみのDSDSを利用しようと思った。Z1が元気だった頃は、g06+というちっこい端末をモバイルルーター代わりに利用していた。しかしいちいちそれを出してテザリングをONにする手間が面倒くさく、またZ1のみならずそちらのバッテリー残量を気にしなければならなかったのがモバイラーとしてウィークポイントだった。Z1引退を機に、DSDS機を購入しg06+を出す手間を省こうと思った。そこで選んだのがMicroSIMの入るS10 Proである。


MicroSIMにこだわったのは、ドコモSIMがMicroSIMだったから。このときまだドコモがSIMサイズ変更のみの手続きを受け付けていることに気づいていなかった。本当はオカンに買ったCovia FLEAZ BEATが色々都合が良かったのだが、在庫がなくなってしまっていた。


S10が届いてからはしばらくZ1と平行利用していたが、Z1がいよいよバッテリーが持たなくなったのでドコモSIMをS10に挿す決意をした。ドコモSIMを挿し、電源を入れ、APNを設定。実はアンテナピクトが2つ立つのが楽しみでしょうがなかった。


おかしい。片方は4Gでアンテナが立っている。もう片方は「G」と表示されアンテナが立たない。モバイル通信をOCNに設定したため、立っているアンテナはOCNのものである。ドコモは?SIMの番号に電話しても圏外のアナウンス。APNが悪いのかと、契約しているmoperaUのAPNにしてみるがアンテナは立たない。モバイル通信をドコモに変えると、立っていなかったドコモ側のアンテナが立ち、OCN側は「G」になった。

悪い予感がした。ググってたどり着いた公式サイトには、私の見たくなかった一文があった。「2枚のSIMが動作するとき、一方だけがLTEを受けることができます。もう一方はGSMになります。」聞いたことがある。DSDSと言っても、片方はGSMという日本で使われていない方式になり、日本国内ではDSDSの恩恵を受けられない機種があると。S10はまさにそれであった。


このときは、S10を選んでしまったことよりもFLEAZ BEATをオカンに買ったときにもう1台買わなかったことを後悔した。そちらはMicroSIMが2枚入り、4G+3Gの組み合わせができる。OCNSIMでLTEに繋ぎつつ、ドコモSIMで電話待受をする。詳しい説明は省くが、VoLTEでなければ電話は3G回線を使う。そしてこのときはSIMサイズ変更ができると気づいていなかった。MicroSIMが入ることは絶対条件だった。SIMカッターはIC自体を切ってしまいそうで抵抗があった。このS10でなんとかしなければ、と思っていた。

試行錯誤の末、電話待受に関しては「050plus」の番号へ転送することを思いついた。050plusはOCNの契約時、無料で契約できたのでしていたものである。ちなみに現在は150円/月かかる。転送なので着信しても通話料がかかってしまうのが懸念ではあったが、着信履歴を見ると月に数回しか着信していない。寂しいものだが。SMSに関してはどうしようもなく、たまにドコモSIMに切り替えて受信してみるしかなかった。二段階認証にSMSをたまに受信するので電話よりは頻度があった。

そうして騙し騙し使っていたのだが、ある日革命が起こった。ドコモSIMのサイズ変更が出来ることを知ったのだ。NanoSIMx2の端末なら選択肢が広い。もう1台買ってしまおうかとも思ったが、立て続けに2台買うことに罪悪感があった。

しかしそれも薄れる出来事が起こった。実はS10に挿していたSIMとは別にOCNのSIMがあり、そちらはg06+に挿し仕事用電話にしていた。しかしg06+もまた、電池残量が十分なはずなのに電源が落ちてしまうようになった。それはそうだ、カバンの中で充電しながらテザリングを動かしていたのだ。バッテリーは外装を押し上げるほど膨らんでいた。朝起きたら電源が落ちていることもあり、仕事の電話を逃すのはマズイと思った。

考えた末、「S10を仕事用にしてプライベート用端末を買う」ことを思いついた。早速端末を探した。レビューを見ると、UMIDIGIというメーカーが評判がいいようだった。セールのタイミングで購入したのが「A3 Pro」という端末。1万円前後という爆安でDSDVというコスパのバケモンだ。届き次第すぐにドコモショップへ行き、SIMを変えて挿した。無事アンテナピクトが2つ立った。その夜は鬼ころしで祝杯をあげた。おわり。

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